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外国人採用は何から始める?初めての企業向け3ステップ

2026.10.27公開 受入れ

「人手不足などの理由により外国人の採用を考えてみたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「制度やルールが難しそうで一歩を踏み出せない」とお悩みの採用担当者の方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、外国人採用の第一歩は「どんな仕事をどの程度の人数でしてもらいたいか」を考えることから始まります。任せたい仕事によって確認すべきポイントを整理し、募集から入社までの大まかな流れをつかめば、自社での検討をスムーズに進めることができます。
本記事では、初めての企業様に向けて分かりやすく3つのステップで解説します。

 

ステップ1:外国人材に任せたい仕事と、採用したい人数を考える

まず最初に行うべきことは、「自社のどの部署・作業で採用したいか」「何人くらい採用したいか」を整理することです。

例えば、以下のように具体的なイメージを出してみましょう。

現場作業や実務 工場での製造ライン作業、介護施設での介助、ビル清掃、ホテルでのサービス業務など
オフィスワークや専門業務 ITシステムの開発、外国語を活かした翻訳・海外営業、経理、企画業務など

「人手不足だからとりあえず誰か」ではなく、「現場のどの業務を任せたいのか」をクリアにすることが、失敗しない採用の第一歩です。

 

ステップ2:担当してもらう仕事によって「必要な確認事項」を知る

任せたい仕事が決まったら、次は「その仕事内容で外国人を雇えるか」を確認します。
日本で外国人が働くには、国から認められた「働くための資格(在留資格)」が必要です。仕事のタイプによって大きく2つのパターンに分かれます。

 

■現場での作業や店舗での接客などを任せたい場合

工場での製造作業、介護、ビル清掃、宿泊といった現場実務を中心に任せたい場合、「特定技能」や「育成就労(2027年より技能実習に代わりスタートする新制度)」という仕組みを検討します。

【確認ポイント】

  • 対象分野の確認:自社の事業や任せたい業務が、国の指定する対象分野に該当しているか
  • 求められる要件の確認:任せたい業務に対して、どのような技能水準(所定の技能試験合格や実務経験など)や日本語能力基準が定められているか
  • 支援体制の確保:入社後、生活面や就業面の支援(住居確保やオリエンテーション等)を行うことが義務づけられています。自社のみでの対応が難しい場合は、専門の支援機関(登録支援機関など)への委託を検討します。

 

■専門的なオフィスワークや技術職を任せたい場合

ITエンジニアや翻訳・通訳、機械設計、海外営業などを任せたい場合は、主に在留資格「技術・人文知識・国際業務」を検討します。

【確認ポイント】

  • 専攻と業務の関連性:就業する外国人材が大学や専門学校で学んできた専攻内容(または一定の実務経験)と、任せる仕事の内容に関連性があることが必要です。
    例:大学で経済学を専攻した人に、工場の機械設計を任せることは原則できません。学歴・専攻と仕事内容の結びつきが審査されます。

どちらのパターンでも、「自社で任せたい仕事内容」と「本人のバックグラウンド(学歴・専攻・技能水準・合格試験など)」が適合していることが必須となります。

 

ステップ3:募集から入社までの大まかな流れを知る

実際に検討を進める際、どのようなスケジュールで進むのか、募集から入社までの大まかな流れを押さえておきましょう。

1.  求人募集・面接 任せたい仕事内容をもとに求人票を作成し、募集・選考を行います。
2.  内定・雇用契約の締結 条件に合う人材が決まったら、日本人と同様に雇用契約を結びます。労働条件通知書などは、本人が十分理解できる言語(場合によっては日本語と母国語の併記など)で用意します。
3.  在留資格手続き 出入国在留管理局(入管)へ申請書類を提出し、許可を得ます(申請から許可まで1~3か月ほどかかるのが一般的です)。
4.  査証(ビザ)発給 (海外より新規入国の場合のみ)現地の日本大使館または総領事館で発給申請します。
5.  受け入れ準備・入社 必要に応じて、航空券の手配、住まいの確保や行政手続きの補助など生活面の立ち上げをフォローし、入社を迎えます。

全体の期間として、採用する人材が日本国内在住か海外在住かによって異なりますが、内定から入社までおおむね3〜6か月程度かかることを見込んでおくと安心です。

 

まとめ

初めて外国人採用を検討する際のポイントは、次の3ステップです。

  1. 任せたい仕事と、採用したい人数を考える
  2. 任せたい仕事に合わせて、必要な確認事項(業務範囲、学歴や試験合格など)をチェックする
  3. 募集から入社までの全体のスケジュール感をつかむ

難しそうに見える外国人採用ですが、まずは「どんな仕事を任せたいか」から考えることで、自社に合った採用方法が見えてきます。
「自社のこの業務だとどの在留資格になる?」「詳しいスケジュールや支援の手順を知りたい」という場合は、ぜひお気軽にご相談ください。貴社の状況に合わせた具体的な進め方をご案内いたします。

この記事を書いた人

猪熊 三穂

株式会社あなぶきグローバルキャリア  グローバル人材事業部

行政書士。『入門・やさしい日本語』認定講師
外国人の日本語教育に携わるなど外国人支援をライフワークと捉え取り組んでいる。
【主な資格】
日本語教師養成講座(文化庁420時間対応)修了
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー・ファイナンシャルプランナー

まず、相談してみませんか。
はじめての外国人採用でも、大丈夫です。

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